- 1今の仕事内容を教えてください。
私たち技術営業職の仕事は、官公庁を中心とした施設の設備設計から、施工、点検、修繕までを担っています。生活に欠かせないライフラインである水を守る仕事が主で、お客様の施設や施工現場へ足を運んで、現状をヒアリング。新規、更新、修繕案件のお引き合いをいただいたところで、技術検討、図面や見積書の作成などを行なっています。
私の場合も未経験で入社し、先輩社員に同行し現場を経験し、専門的な知識や積算・設計などを学び、3年目くらいから現場監理を任されるようになりました。
- 2これまで関わった施工実例を教えてください。
・2017年 某浄水場 取水ポンプ更新工事
・河川水を水源とする施設の取水ポンプ更新工事
・2020年 某雨水ポンプ場 災害復旧工事
・令和元年東日本台風により水没してしまった排水ポンプ場の復旧工事
など
- 3この仕事を選んだ理由を教えてください。
県外の大学に進学しましたが、満員電車での通勤生活に想像がつかず「地元で就職しよう」と思っていました。就活中は、文系でしたので営業職を中心に就職先を検討していて、10社ほどの面接を受けました。業界を絞っていたわけではありませんでしたが、いろいろな会社を訪問する中で、生活に密接で切っても切り離せない「水」に関わる仕事で社会に貢献できればと思い、志望しました。
- 4この仕事にやりがいを感じることは何ですか?
ひとつに絞ることは難しいですが、何もないところからお客様に引き合いをいただき、打ち合せを重ねながら提案を考え、それがかたちとなって無事に稼働した時に大きなやりがいを感じます。当たり前に設備が稼働するのを見届けるまでは手に汗を握る思いですが、無事に水が通った時の安心感と達成感は何度経験しても大きな喜びで、次のステップにつながります。
また、若手の頃に大きなやりがいを感じたエピソードは、先輩社員宛に来ていた電話が私宛に来るようになったことです。信頼に応えられる仕事をしようと、自分の成長と責任を思ういい経験でした。
- 5今までで一番大変だったことは何ですか?
2019年に台風19号で長野県北信地域が大きな被害に遭った時、某浄水場への電源供給が遮断されたことにより、仮設発電設備の設置や某マンホールポンプ場の仮設ポンプ設置など、いろいろな緊急対応がめまぐるしく同時に起こりました。災害当日の朝から資材や機材の調達、人員確保など慌ただしく対応した時は、これまでで一番大変な仕事でした。
苦労した経験でもありますが、社員や協力会社と信頼を築くことを大切にしてきたので、緊急時に最善の対応に努められた時には、「困った時こそ、当たり前を守ることが私たちの仕事である」と、この仕事にかける思いがさらに強くなるきっかけにもなりました。
- 6大変だった時にどのように乗り越えましたか?
人ひとりにできることは、たかが知れています。先輩、同僚、後輩や協力会社の力を借りて、ひとりで悩まず相談することが大切だと思います。また、そのことで絆や協調性が生まれると思います。
- 7家族や友人に誇れる仕事のやりがいを教えてください。
水道の蛇口をひねると水が出る当たり前、雨が降っても道路が潅水しない当たり前、大雨が降っても河川から水が溢れない当たり前、これらの当たり前の生活の裏に私たちの仕事が携わっていることに誇りとやりがいを感じます。
- 8中信アスナでよかったと思えることを教えてください。
若手からベテランまでフランクに接することができて、困ったことがあればいつでも助け合うワンチームで仕事に取り組めることです。
- 9この仕事はどんな人に向いていますか?
ポンプをはじめ配管、電気、電気通信と多岐に渡る分野についての知識が必要となるので、好奇心旺盛で根気よく取り組める人に向いていると思います。知識と経験を培い、3年〜5年くらい続けていくと、大きなやりがいを感じられるきっかけに出合うでしょう。また、人を配置して現場監理をしていくようになると、協力会社との連携や社員同士のコミュニケーションの中で、信頼が生まれていくので、任される喜びも実感していくことになります。
- 10今後この仕事で一番大切にしていきたいことを教えてください。
会社理念のひとつでもある「感謝」の気持ちを忘れないことです。お客様、仕入先、社員、家族など仕事に関わるすべての人に感謝し、健康に毎日働けることを当たり前と思わず、日々努力し成長していきたいと思います。
- 採用希望者へのメッセージ
- やる気を持って根気よくひたむきに取り組んでいけば、必ず認められる会社です。人数が決して多い会社ではありませんが、その分、目が行き渡るので先輩にフォローしてもらいながら業務を覚えることができます。最近は20代の若手も増えており活気があります。気負いせず元気に飛び込んできてください。